寸鉄

No. 0009

学校の部活、主に運動部の見直しが言われています。運動部の存在意義のひとつに、児童生徒の体力や運動能力の向上が言われていますが、別の見方をしてみましょう。

「学校の運動部の存在が、児童生徒の平均の運動能力・体力を低下させている」

どこの学校でも同じだと思いますが、体育館や校庭などスポーツが出来る施設や環境は限られています。その結果どうなるか。それらの施設は常に運動部の生徒によって占有されています。他の生徒が放課後などにカジュアルに運動に親しもうと思っても、入り込む余地はありません。生涯スポーツに出会う機会を大部分の生徒が阻害されています。同じ授業料を払っているにもかかわらず、それらの施設を使わせて貰えないのです。その結果、児童生徒の**平均の**運動能力、体力は低下すると推論されます。