私見偏見独白

No.033 文房具(6)

補助軸(落穂拾ひ)

以前にはなかったと思うのですが, amazon で中国製補助軸が売られています。
試しに入手してみたので紹介します。
また, 紹介しそこねていたものや, 032 以降に新たに入手した補助軸も紹介します。


(写真:メーカー不詳 中国製補助軸)
最初に紹介したクツワ製の補助軸と同じような感じです。
クツワ製はアルミと真鍮です, これは, 本体は磁石につくことから鉄に塗装したものでしょう。
先端パーツはアルミ(?), 削り出しのネジ部分は真鍮と思われます。
ネジ部分の加工精度は悪く, 少々がたつきます。削りくずがねじ山に残っているものもありました。
また本体との接合も雑で, 差し込んでエポキシ樹脂(?)で接着しただけです。
さらにほとんどの固体で接着剤がはみ出て垂れています。
下の写真で見て取れます。
まぁ実用にはほとんど問題はないので値段相応なのかと思います。
耐久性についてはまだわかりません。

(写真;上 中国製 下 クツワ)

この中国製のもので両頭のものがあります。


なぜか両頭のものの本体はアルミ製と思われます。
以前に紹介した日本の両頭の補助軸(「武蔵」)と異なり,
前後で固定部分の直径が異なっています。
細めの鉛筆にも太めの鉛筆にもひとつの補助軸で対応できるという趣旨のようです。
太い方は日本製の通常の鉛筆では内径が大きすぎて全く固定できません。

日本製(クツワ)にも両頭の補助軸があります。
こちらは前後の直径は同じで,
赤と青のように色違いを両方に固定して使うことが想定されているのかなと思います。

(写真:クツワ 補助軸)
残念なことに, クツワの通常品と同じところで製造したものではなさそうで, 両頭の方はネジ部分の加工精度がよくありません。
中国製のものと同じような感じです。

今回の最後に, 届いたばかりの日本製の補助軸を紹介しましょう。

(写真:YARN 木製補助軸 スタンダード)
先に紹介した三菱UNIの限定品を除けば, 2500円くらいを出せる限度としてきたのですが, これは4000円。
いつもであれば欲しいと思ってもパスするところですが, つい買ってしまいました。
それは内部に空洞があって鉛筆を収納できる木製の補助軸で(小生の知る限り)最も細い補助軸だからです。
木製の本体部分の太さが11mm, 真鍮製の先端パーツ部分も全く同じ太さです。
加工精度も良く上品な補助軸に仕上がっています。
この細さにひかれてついポチってしまいました。