コロナ禍で全国で医療の危機が迫っていて,
ここにきてコロナ患者用のベッドの増床などもはかられているようですが,
今の政府の基本的方針は病院の統廃合とベッド数の削減です。
昨年末に野党の反対を押し切り, 十分な議論もなくベッド数削減のための補助金支出が決められました。
増床ではなく削減です。
長期的にみて削減が必要かどうかは議論の余地があると思いますが,
コロナ禍の今, 削減をすすめるなんてありえません。
自民党以上に医療リソースの削減に熱心な維新が支配する大阪では,
人口でもコロナ感染者数でも東京よりだいぶ少ないのに, コロナによる死者数が東京を超えました。
そういえばここ前橋でも小生が通っている済生会病院が統廃合の対象になっているようです。
近く行われる市議会選挙の立候補予定者でしょうか, 街角で統廃合の反対を訴えていました。
先のアメリカの大統領選では
トランプ vs バイデン ではない, トランプ vs アメリカ だと言った共和党の重鎮がいました。
その言葉を借りれば,
2021年の選挙は国政はもちろん地方選挙に於いてもその選挙戦は
自民党 vs 野党 ではありません。
自民党 vs 日本 です。
自民党 vs 一般国民 と言ってもよいでしょう。
近く行われる前橋市議会選挙では果たしてどうなるでしょうか・・・
さて, 昨日その済生会病院に定期検査に行ってきました。
いつも通り受付を済ませて採血に向かいます。
試験管じゃなくてなんと言うのでしょうか, 採血した血液が入る試験管のようなもの,
いつもはそれが2本で, ときどき4本になります。増えた分は血糖値関係の検査用です。
しかし今回は5本でした。
採血用の容器にはあらかじめ名前と検査内容を記したものと思われる記号類が印刷された紙が貼られているのですが,
5本目の容器は手書きのものが貼られています。
つまり通常の検査ではないということです・・・
前回の血小板の数値が23000。その前も3万台でかなり少ない値です。
病名が告げられたとき, 50000以上を目安に様子を見ましょうと言われました。
この数値以上で発症していなければ特に心配はないとのこと。
これ以下だと内臓出血などの恐れがある訳です。
特に30000を下回ると脳出血の可能性もあり, 20000を下回るとかなり危険なようです・・・
前々回あたりの検査からから痣や出血がないか一番に聞かれます。
23000という数値では発症しても不思議ではないと思っているのかもしれません。
もしや・・・
「おまえはもう死んでいる」
と思われている!
いや, 自分では死んでいるようには思えないのだが・・・
それに採血の時も銃を持った特殊部隊は見かけなかったのでゾンビ化していると疑われてはいないと思うのですが・・・
ちょっと脱線(^^;
まじめな話, いまだに症状がでていないので偽性血小板減少症を疑っての検査だったようです。
偽性血小板減少症というのは血液中の血小板数は正常なのに採血してから検査をするまでの間に,
なんらかの原因で血小板が凝集してしまいカウントされないことで血小板数が少なく判定されるというものです。
この場合には体内での血小板数は問題がない可能性があります。
採血容器中の血液凝固防止剤の影響などが考えられるようですが, 原因は不明のようです。
採血直後に分析機に掛けたり, 凝固防止剤の種類を代えたり, 人が直接顕微鏡で目視して確認するとかして判定をするようです。
偽性血小板減少症だったとしても安心という訳ではないのですが, 本物(?)の血小板減少症よりはだいぶましです。
担当医からの説明を待つ間偽性であることをちょっと期待していたのですが,
そんな話はなく, 今回の数値が36000で少しだけ増加してることを告げられました。
特に症状もないことを伝えると, 経過観察続行ということになりました。
追加の検査について帰り際に尋ねて見たのですが, 偽性血小板減少症については全く話に出ず,
どうやら偽性ではなかったようです・・・残念。
来週はついつい忘れがちになる肝臓の検査で, CTを受けに行きます。
これで前回からの変化がなければ年一回とかの経過観察になります。
経過観察ばかりだな・・・