私見偏見独白

No.016 歳をとると脚は縮むのか

10月6日, 仕事を12時で早退させてもらい定期検診(?)に行ってきました。
例によって採血から。そろそろ血小板どころか血液がなくなってしまうのではないかという気がします(^^;
診察を待つ間に窓口にいき, 申し込んでおいた指定難病の申請のための書類を受け取りました。
時間を見て保健所に行き申請をしてくることにしましょう。

気になる検査の結果ですが, 血小板数は44000。引き続き経過観察, 要するに様子見です。症状は出ていないので投薬などはありません。
怪我をしないように言われて今日の診察は終わりです。

閑話休題
待っていた自転車がようやく乗れる状態でやってきました。
高校から大学時代に乗っていたのと同じ種類の自転車です。 最近はランドナーと呼ぶのだそうですが, 当時はサイクリング車と呼んでいました。
70年代から80年代に掛けて大流行した自転車です。
今はMTBやロードバイク, そして何より安価なママチャリに駆逐されてすっかり見かけなくなってしまいました。
今回入手したのは完成車として売られている数少ないランドナーのひとつ, 丸石自転車のエンペラーです。
昔のままの形式のパーツでできています。
トップチューブが地面と水平になっているフレーム,
ブレーキワイヤが上に出ているドロップハンドル,
そしてダウンチューブに付けられた変速機のレバー。
やはり自転車はこの形です。

ところでこのクラシックな形のフレームは乗る際にひとつ欠点(?)があります。
そう, このフレームをまたぐために脚を大きく上げなければなりません。
脚が長くないのは自覚しているので, ここは見栄を張らずサドル位置は下の方にしましたが, フレームサイズは縮められません。
案の定, 学生の時のようにサッと乗り出そうとしたらリヤキャリアに脚がひっかかって転びそうになってしまいました。
脚が十分に長かったり, トップチューブの後ろが下がっているフレームならば前からひょいとまたいで乗り出すことができるのですが・・・
仕方なく, 自転車を傾けて高さを低くしてヨイショとばかりにまたぎました。
見栄えが最悪です(TT)

何かが変です。
学生時代には意識することなくサッと脚を上げてまたいで乗り出せたのです。 身長も変わっていません。
もしかしたら, 学生時代よりも脚が短くなってしまったのか!
いや, 身長は同じくらいだ・・・
ここで恐ろしい仮説が頭に浮かびます。
年をとるにつれて脚が短くなり, それと同じだけ胴が長くなるという仮説です。
そんな馬鹿なと思いますが, 学生時代のように自転車がまたげないという厳粛なる事実があります。
しかし仮説は仮説にすぎません。裏付けとなる観測や実験結果は存在するのでしょうか。
ここで新たに観測するまでもなく, ありふれた事実を思い出します。
すなわち, 例外的個体は存在しますが, 一般的に若者に比べて年配者は胴長短足であるという事実です。
仮説を裏付ける有力な証拠ではないでしょうか。
こんなすぐに判る事実が医学の常識になっていないのは, なんらかの陰謀で隠蔽されているのかもしれません。
そうか, サイクリング車が急に廃れてしまったのは, この事実の露見を恐れた勢力の陰謀だったのかもしれません。

馬鹿な冗談はさておき,
サイクリング車が急に廃れてしまったのは事実です。
MTBやロードバイクに取って代わられたというのが定説ですが,
もうひとつ多くの学校でドロップハンドルが禁止されたのも影響したのではないかと思います。
曰く, ドロップハンドルだとスピードが出せてあぶないと。
ドロップハンドルは長時間楽に乗るためのハンドルで, 下の部分を持って前傾姿勢でスピードを出すなんてことは, レースでもしないかぎり滅多にありません。
高校生がスピードを出しすぎるのはハンドルが原因ではありません。
ママチャリであっても高校生は立ちこぎで飛ばしていますから。
交通教育の問題でしょう。
ちょうどバイクの三ない運動が若者からオートバイを遠ざけたのと同じ構造ですね。
教育を放棄して, 禁止すれば良いという思考です。
その三ない運動は全国的に見直しが進んで, 交通教育の重要さが認識され始めましたが, 通学用自転車のドロップハンドル禁止は今も変わっていないですね。
サイクリング車の復権は絶望的です・・・

まぁ, のんびり体を自転車に慣らしていくことにしましょう(^^)
しかし, リハリビで町内をすこし走ってみて, 市街地の道路事情が自転車に優しくなくなっていることを実感させられました。
はたして学生時代のように気持ちよく走れるようになるでしょうか・・・