私見偏見独白

No.009 続・定年退職した教員は一年以内に...

9月8日, またまた病院通いの日が来ました。
受付を済ませると早速血液検査です。 毎回のように採血されていると, そのうちひからびて干物になってしまいそうです。
まぁ, 結果が悪くなければマルク(骨髄液を採取しての検査)をしなくてもすむので期待をしながら 針の痛みに耐えました。
採決後, 待つことしばし, 診察室によばれます。
まずは前回のピロリ菌の検査結果です。
陰性でした。
以前にお袋がピロリ菌の除菌治療(一週間薬を飲む)をしたのですが, 気持ち悪くなって中止してしまったことを聞いていたので,
除菌の治療を受けなくて良いのは歓迎です。
だが, しかし,
血小板減少の原因がピロリ菌ではないということですから, むしろ良くない結果かもしれません。
陰性だったことを担当医から説明され, さらに先ほどの血液検査で血小板数が 前回よりも減少して50000だったので
予定通りマルクをやらせてもらいますと言われます。
説明の中で, いつのまにか普通に血小板減少性紫斑病という病名が口から出ています。
いや, まぁ, まだ決まったわけではないのですが・・・
不安が募るなか, 看護師のお姉さんに案内されて処置室に向かいました。

ベッドに仰向けになり検査の概要の説明を受けます。その後うつぶせになって, いよいよ始まりです。
ジーンズを少し下ろして骨盤の上の方, 腰のやや下の部分を出します。 消毒薬が冷たくてひんやりとします。
まずは局所麻酔からです。 皮膚の表面に近いところから骨に届くところまで三回くらい続けて順に注射されます。
最初の注射が一番痛くて, あとの2回はなんというか気持ちの悪い痛さでした。
次はいよいよ骨髄液採取用の針を刺します。骨に達するまでは痛みはそれほどでもないけれど, やはり気持ちの悪い痛さです。
骨に到達すると, そこからさきは麻酔が効いていません。 針に仕込まれているドリルで骨髄液が採取できるところまで骨をうがちます。
ドリルは手動のようで, 回すたびに結構な痛みに襲われます。
そして骨髄液の採取です。必要量だけ吸引するのですが, 痛いというか気持ち悪いというか, なんとも耐えがたい感覚です。
そう, 蜘蛛に捕らえられて毒液を注入され, 生きながら内臓を溶かされて吸われる虫の気持ちとでも例えれば良いのでしょうか。
魂を吸い取られるような時間が経過し, 処置が終わりました。あとは麻酔の副作用の心配のため, そのまま30分ほど横になったまま過ごしました。

突然心臓の発作が・・・などということもなく, 30分経過。
再び最初の受付にもどって終了です。
これで先の手術で腹部を切られ, 今回の検査で背中側を刺されてと, 裏表で傷物になってしまいました。
検査結果がでるのは2週間ほど後のことになります。
血小板以外の数値は正常値で, 特に症状もないので急性の白血病ということはないかなと思いたいですが, 再び不安がつのります。
定年退職した教員は一年以内に...