どうもお人好しの性格なのか,
これまでの人世の節々でのできごとを幸運だった解釈していたりします。
実は別の道を行った方が良かったのかもしれませんが,
ラノベの主役とは違ってやり直すことはできませんから,
まぁ万事塞翁が馬ということで・・・。
そんな幸運あるいは不運で私立高校の教師になり,
2020年の3月で退職しました。
幼稚園入学以後, それまでの人世をすべて学校で過ごしたことになります。
その長い学校生活の最後を決めるべく, 3月の期末試験の間の空き時間で,
最後の授業をどうしようかとか,
退任の挨拶をどうしようかと考えていたのですが,
突然のコロナ騒ぎによる休校ですべてが吹き飛び,
生徒の前に立つこともないまま学校を去ることなってしまいました。
長く勤務していたこともあり, 小生が去った穴はそれほど小さくはないだろうななどと思っていても, 実際はそんなこともなく, 普通に学校の仕事は続いているようです。 6月末に英検の監督の仕事で久しぶりに登校したのですが, すでに過去の人になった自分がそこにいました。
学生時代には, 自身の晩年は晴耕雨読の生活を夢見ていたのですが, 貯金も資産もゼロの貧困老人には許されない贅沢です。 来月からは仕事をする予定ですが, この5ヶ月ほどは家でごろごろしていただけ。 ネットがなければ本当に何もすることがありませんでした。 退職後の充電期間と言えば人聞きも良さそうですが, そんな上等なものではありません。 生活は不規則になり, 極端な運動不足で体調もおかしくなってしまいました。