高齢者の自動車事故のニュースが流れない日がありません。
高齢者は免許を返納しろ, 年齢制限を設けろなど, 高齢者はぼろくそですね。
実際には30歳未満の運転者の重大事故の方が65歳以上の運転者の重大事故よりも多かったと思います。
ところで, 近頃は自転車も散々な言われようです。
高齢者の自転車はさらにぼろくそに言われそうですね。
先日, ネットで海外の事情を読みました。
ヨーロッパでも自転車大国として有名なオランダ。
高齢者も大勢が自転車に乗っているようです。
そこで問題になるのが高齢者による自転車の事故です。
なにしろ. 自動車と違ってすぐ転けます。
身体能力が衰え, 自転車がおぼつかなくなった高齢者は,
自転車に乗ることを諦めざるを得ません。
自転車に乗るのがおぼつかなくなった高齢者はどうするのか。
そう, 自動車に乗るのです。自動車ならば転けたりしませんから。
えっ、高齢者による自動車の事故は?
事故率は若者と同程度,
あるいはそれ以下ですから, 問題にならないのでしょう。
我が祖国ではどうして問題にされるのでしょう。
いや, 事故はない方がいいですよ。もちろんです。
でも, 若者の方が事故が多いのに, 高齢者だけ問題にされるのは,
なぜなんでしょうね。
ちなみに、オランダで高齢者や車いすの人の多くが利用しているのは
「カンタ」という2人乗りの小型4輪車で, モビリティ・デバイスとみなされ,
運転免許は不要だそうです。高速道路は走れませんが,
制限速度は時速45kmで十分実用的です。
(日本のシニア・カーは制限速度は時速5kmで歩道を走る。日常生活の移動手段として実用的とは思えません。)