私見偏見独白

No.001-19 与太話(17)

安部元首相の国葬に関連して、ある自民党の北海道議が

国葬に反対する方々にお伝えしたい…わかったから…
賛成して欲しいとか野暮なことは言わないから…
だからもう黙ってろ

こうツイートして炎上しています。

このニュースを聞いて、20年以上前の出来事を思い出しました。
まじめな話ですが、多分に小生の私感が入っているので、タイトルの通り
与太話とします。

そのころ勤務校は校舎の移転を決定し新しい体育館を作っていました。
新体育館には運動部が部室として使える部屋が作られる予定でした。
残念なことに、すべての運動部が使うには部屋数がたりません。
体育館を使う運動部に限っても不足だったはずです。
そこで部屋割りを決める会議が体育科の職員室で行われました。
当時小生は生徒会顧問をしていたのですが、運動部の顧問たちと一緒に
会議に呼ばれたのです。

小生は運動部の顧問が話し合って、どの部屋をどの運動部が使うのか
決めるべきだと主張しました。生徒会顧問として呼ばれたので、当然
その調整役が期待されているものと思ったのです。
しかし、体育科主任の意見は違っていたのです。
どの部屋をどの運動部が使うかは体育科が決めるという主張だったと思います。
各運動部顧問は体育館を使わせてもらっているという意識なのか、それとも
小生の知らない体育科の権力があったのか、誰も発言しません。
いくつの部屋を運動部に使わせるかは施設管理の問題ですから、
体育科(校長?)が決めることは当然です。
しかし、使って良い部屋をどの運動部が使うのかは
生徒会および運動部顧問が話し合って決めるべきだと思いました。
運動部の生徒はもちろん全生徒が施設費を払っているのですから。
小生が必死に説得を続けていると、長時間になった話し合いにじれたのか、
体育科主任が突然打ち切りを宣言したのです。
そのときの言葉が(小生の記憶なので字句通りではありませんが)

分かったから、もういい。

こんな感じでした。

この主任の(体育会系の?)思考を知らなかった当時の小生は、
後で運動部顧問の調整会議が開かれると期待したのですが、
もちろんそんなことはありませんでした。
この言葉の意味は、自民党道議の言った

だからもう黙ってろ

と同じだったのです。
話し合いを拒否し「黙って俺のいうことに従ってろ」という意味です。

自民党の北海道議のツイートで、不愉快だった思い出がよみがえってしまいました。