私見偏見独白

No.001-01 唯一の解決策

スポーツ庁の有識者会議で, 2023年から2025年までの3年間を掛けて
中学校部活の休日の指導を地域や民間の団体にゆだねる地域移行を達成させるという提言をまとめました。
これをめぐってネット上では様々な意見が述べられています。

提言は具体的なことはほとんど述べておらず, それぞれの地域や学校に丸投げ状態です。
当然のごとく, 多くの問題点がネット上で指摘されています。

・文化部は?
・大会などの引率, 大会の運営業務は?
・事故などが生じた場合の責任は?
・外部委託や指導員などの報酬は?
・外部の受け皿は?
・平日の部活は今のまま?
・小学校や高校は?
etc. etc. ……

これらの議論を見ていると, 以前にここで揶揄したことのある問題に行き着きます。
ようするに,
「1000ミリリットルの水を容器に入れたいけれど, 500ミリリットル入りの容器しかない」
という問題です。
今なされている議論は
「ゆっくり少しずついれればいいのでは?」
「一気に勢いつけて入れれば?」
「圧力を掛けて押し込めば?」
etc. etc. ……
など根本から目をそらした無意味な議論を続けているだけです。
結局何も解決せず, 今の状態が続くかより悪化するかしかありません。
だれでも判る唯一の解決策は容器を1000ミリリットル入りの容器に交換することです。
それさえすれば, どうやって入れるかは問題になりません。どうやっても入ります。

部活指導の問題も同じです。
唯一の解決策は予算をつけることです。
予算さえつければ, 手段はどうとでもなります。
教員を増やし, まっとうな指導手当を出すのもよし。
ちゃんとした報酬で外部の指導者を雇うもよし。
外部委託するもよし。
いろいろな解決策を試せます。
そうでなければ, すなわち予算をつけないのであれば
部活を縮小するか, 給特法と同調圧力で教師に無給労働を続けさせるか,
あるいは教師外の誰かに指導員として無給労働をさせるしかありません。
あっ, 根本的なことですが, 土日は部活も休みにすればいいんじゃね
ということはあるかもしれません。
教員だけでなく生徒にも休みを! (^^;

予算の話にもどしましょう。
国の予算は限られているから増やすのは難しい?
前にも書いたことですが, 教育予算が増やせないのは国の予算がたりないからではありません。
国の予算など, いくらあってもたりることはありません。
無限に増税する事もできません。
予算の問題は即ち配分の問題です。
何を優先するかの問題。
教育予算が少ないのは, 政府が教育予算を優先しないからであり,
そのような政府を支持してきた国民の意思です。