私見偏見独白

No.000-90 Point of noreturn

日付が変わって11月1日。
ただいま午前2時半。
昨日の22時過ぎにはTVやネットの開票速報を見るのを止めてしまいました。
しかし, 現実から目をそらす訳にもいかず, ネットの開票速報のサイトに再びアクセス。
ただいま残存議席15です。
なんと立憲の獲得議席が94。残りすべてが立憲でも解散前の議席に並ぶだけです。
最も過小な予測でも30議席くらいは増やすとみられていたのに・・・
残り議席すべてを取るのは考えにくいので解散前より減らすのは確実です。
自民党は微減, それどころか解散前の議席を維持するかも知れません。
そんななかで維新が大幅増。以前に予測したなかで最悪の結果です。
公明抜きでも自民と維新で改憲に必要な3分の2以上の議席を占めるという恐怖が実現しそうです。

まだギリギリの機会は残されていると思っていたのは間違っていたかも知れません。
過去のいかなる選挙よりも自民党に不利な材料がそろっていた選挙でした。
様々な疑惑, 隠蔽と改竄, 選挙中でさえ止まないデマにヘイト発言暴言失言, 格差の拡大, 人気がでなかった前総理に魅力の少ない現総理。
それでも自民党が圧勝し, 自民党以上に新自由主義のタカ派である維新が大躍進。

気づかないうちに Point of noreturn;回帰不能点は通過してしまっていたのでしょう。
「希望」という毒に侵され, その認めたくない現実から目をそらしてしまっていたようです。
この文章を書いている間に自民と維新そして公明がさらに議席を増やしました。
予測しましょう。明日の選挙結果のインタビューを最後にして,
共産党の議員が党首討論会や国会討論会などのTV番組に登場することは(ほぼ)なくなるでしょう。
午前3時5分。維新と公明がさらに1議席増です・・・

絶望の時代が始まります。