私見偏見独白

No.000-87 投票所

不在者投票に加えて期日前投票という制度も作り, 投票率を上げる努力をしているようにみえますが,
なんと多くの投票所で投票時間の繰り上げが行われているようです。
報道によれば茨城県では全部で1368カ所のうち1294カ所で1~2時間繰り上げられ,
宮崎県では午後4時に終了する投票所もあるとか。
また投票所自体も減らされているようで, 今回は前回に比べて全国で1275カ所減ったとのことです。

投票所が減らすというのは記憶にあるトランプ合衆国前大統領の「投票させない」戦略を思い出しますが,
過疎化が進み限界集落の消滅などもあるので不自然なことではないように思えます。
一方, 投票時間の繰り上げはそうではありません。
公職選挙法によれば
「有権者の投票に支障を来さないと認められる特別の事情がある場合に限り、
市町村選管は投票終了時刻を4時間以内の範囲で繰り上げることができる」
と定められているようです。
報道によれば経費削減も目的などとありますが,
どう考えても「特別な事情」とは思えません。
真の目的は投票率を下げることにあるという妄想にとらわれます。
近年の選挙では投票率の低下は与党有利となっていますから・・・
投票終了時間を繰り上げた投票所の各県ごとの数と県知事が自民党系かどうかのデータを知りたいですね。