自分の自動車を初めて所有したときから現在までずっとMT(マニュアルトランスミッション)車に乗っています。
AT(オートマチックトランスミッション)車では,
ブレーキを緩めるとアクセルを踏まなくても車が前進します。
このクリープ現象の存在がきらいだということがMT車を選ぶ大きな理由です。
クリープ現象はAT車が登場したときはメカニズム上どうしても発生してしまうものだったようですが,
現代のATではほとんど発生しないようになっているそうです。
しかし日本ではクリープ現象を好む人が多いようで,
わざとクリープ現象が強めに起こるように調整してあるのだとか。
さて小生の場合,
MT車に乗っていて赤信号で一時停止したとき, すぐに青信号になるのが確実な時を除けば,
クラッチをニュートラルにしてサイドブレーキをかけます。
青信号になればクラッチを踏み, ギアを入れ, アクセルを軽く踏み半クラッチから前進を始めます。
もたもたしそうですが, 慣れた動作なので1秒もかかりません。
ところが世の中にはこの1秒が待てない人が多いようで,
たびたび後続の車からクラクションを鳴らされます。
こんなクラクションは違法ですが, 1秒どころか0.5秒も待てない後続車にもしばしば遭遇します。
せっかちさんですね(^^;
AT車ばかりになってしまった弊害でしょうか。
AT車なら青信号と同時にブレーキから脚を離した瞬間にクリープ現象で前進を始めます。
その後の加速は別にして, MT車よりも一瞬早く動き出します。
そんな急発進は車に負担を掛けるし, 危険でもあります。
小生などは気が小さいですから, クラクションを鳴らされると慌ててしまいます。
ところで, 数日前に信号待ちをしていたタクシーが急発進(?)をして歩道に突っ込み, 歩行者がひとりなくなりました。
ドライバーも亡くなりましたが, こちらはクモ膜下出血が原因のようです。
どうやら信号待ちの停止中に急なクモ膜下出血に襲われ,
意識朦朧となったときに後続車のクラクションで反射的に発進してしまったようです。
事故後に報道関係者が90歳になろうかという亡くなった運転手の母親にマイクを向けてコメントを取っていましたが,
記者は「違法に」クラクションを鳴らして事故を誘発させた(ように思われる)
後続車のドライバーにこそマイクを向けるべきだったと思います。
もしかして後続車は現場から走り去ってしまって不明なのでしょうか?