私見偏見独白

No.000-53 最悪

以前, 安倍首相の任期がせまり次の総選挙が話題になっていた頃、 最悪の予測として危惧していたのは,
維新が自民党と合流して, あるいは取り込まれて, ファシズムの政権ができあがることでした。
維新の人気が上昇していたこともあって, 可能性のある悪夢だったと思います。
しかし, 最悪と評したのは誤りであったかもしれません。

安部首相は, その行動や言動は嘘と思いつきで多くの問題を生じさせましたが, その頭の中には「美しい国」という目的がありました。
それがたとえ安部首相だけの幻想でしかないものであっても, 少なくとも目的を持って権力を振るっていたと思います。
しかし, 安倍首相は解散総選挙を選ばず辞任しました。
そして新たなリーダーは, 権力を振るうこと, 恐怖で人を支配すること自体が目的としか思えない人物です。
話し合いはもちろん, 法も手続きも慣例も無視をし, 政治的駆け引きすら出来そうもありません。
某国の将軍様ですら国民の支持を望みますが, 新たなリーダーはそれすら気にかける様子を見せません。
唯一の希望は安部首相から引き継いだ任期が1年未満だと言うことで, そう遠くない時期に選挙が行われることです。
しかし, 映画のようなヒーローは存在せず, メディアも屈服させられている状況を見せられていると,
「美しい国」同様に我々の希望もただの幻想なのかもしれません。

間もなくアメリカ合州国の大統領選挙が実施されます。
多くのメディアがバイデン氏の優勢を伝えていますが, 前回のヒラリー氏も事前の予測では当選確実だったことを考えると安心できません。
本来ならばトランプ氏を支持する立場である共和党の重鎮が, 今回の大統領選の意味を的確に表現しています。
「トランプ vs バイデン ではない。トランプ vs アメリカ の選挙だ」と。

我らが祖国でも, どんなに遅くとも一年以内に衆議院の選挙が行われます。
共和党の重鎮の言葉を借りましょう。
その選挙は「自民党 vs 野党」の選挙ではありません。
その選挙は「自民党 vs 日本」の選挙です。
そしてその先に予想される悪夢に, 気が重くなります。


より良い未来を望んで, 人はいつも最悪の選択をする
(M)