高齢者(79歳)の運転する自動車が朝の通学路で事故を起こしたニュースが報じられました。
小学生に被害はなかったようですが,
児童の登校を見守り中の教員が骨盤骨折の重傷を負いました。
またも高齢ドライバーに対する批難の嵐ですが,
このドライバーに関しては,
渋滞を避けるためか歩道を走ってきたというとんでもない状況のようなので,
高齢という問題以前の話です。
この事故で考えるべき点は,
(1) 今回のドライバーは直ちに逮捕されましたが, 自民党の重鎮を縁戚に持つフジテレビ元アナウンサーや,
記憶に新しい新宿の事故などで逮捕拘束されないケースもあり,
加害者の属性で対応が違うという問題。
(上級国民は逮捕されない・・・)
(2) 学校の門前ばかりか, かなり離れた場所でも勤務時間外で教員が見守りをしている件。
これも公式には教員が自発的に勝手にやっていることになる(される)のだろうか。
さすがに学校は知らんぷりでは批難があつまるので,
あとづけで公務災害ということにするのかなと思いますが, そんな小手先の対処でいいのか・・・
(3) そして高齢ドライバーの問題。
(単純に重大事故に限れば, 20代の事故の方が数は多かったはずですが世間は・・・)
などでしょうか。
個人的には教員の働き方に関する(2)の方をもっと問題にして欲しいかなと思っています。
20代のころから高齢者となった(なってしまったTT)現在に於いても,
車や自転車の交通問題に関して小生自身の考えにそれほど変化はありません。
年齢も関係はありますがドライバーの個人的資質が一番かなと思っています。
無謀な高齢ドライバーは若いときも無謀運転をしていたのだと思います。
生存者バイアスで自分は運転がうまいと思っているのが問題です。
ただ, 若いときから安全運転でも老化によって判断や操作, そしてとっさの判断力のミスが増えるという
問題は残ります。
これはメカニズムの方でなんとかしたい所ですが, 自動運転が実用になるのは遠い話だと思います。
費用もかからずにすぐできることは, AT車の規制でしょうか。
多くの人が指摘していますが, やはりAT車が高齢者の重大事故を増加させていると思います。
MT車であれば操作ミスなどが発生したとき安全側に倒れます。
事故に至っても重大事故にはつながりにくいと思われます。
そんな訳で今もMT車ですが, 買い換えたいと思ってもオフロード車など高い車以外ではMT車が選べないんですね。
といって軽トラックというわけにも・・・
(いや, ちょっと本気で考えたりもしていますが(^^;)