私見偏見独白

No.000-36 だから僕たちは滅びない・・・人がいる限り

安部首相が体調不良を理由に辞任の意向を示しました。
国のトップはもちろんですが, 政治的大物の健康問題は外部に漏れないよう厳重に秘匿されます。 今回の安部首相に関しては, 数週間前からあまりにもオープンというか, むしろ積極的に広報してきた感じさえします。
もとより, オリンピックを花道にするという話もささやかれていましたが, そのオリンピックが延期と決まると, 首相在任記録の1位を花道にするという報道もありました。
強引に自民党総裁の任期を再延長して来年のオリンピックを花道にという読みもありましたが, オリンピックは中止になる可能性も大きく, さすがに無理そうです。
コロナ対策や山のような疑惑で支持率もかつてないほど低下しています。
(それでも 30% 強あるとうのが小生には理解できません)
その結果, 首相在任記録を花道にすることを選択したのではないかと思います。
ただ, その場合は第一次安倍内閣のときにも健康上の理由で政権を投げ出して批判を受けたこともあり, またかという批判は必至です。
今回はそのための対策を十分に練ったのでしょう。

まず健康が悪化という理由に疑念が指摘されています。 健康が悪化したという期間, 著名人や財界人, いわゆる「お友達」と何回か会食をしています。
とても総理を辞めるほどの消化器系の不良を訴えている人物の行動とは思えません。
支持率の低下などを理由に辞任では批判をかわすのが大変なので, 健康問題を理由にすることで同情をさそい, 安倍批判を押さえ込もうという意図ではないかと思います。

これが単なる陰謀論で, 総理を続けられないほど体調が悪化したのが事実だったとしても, その事実を逆に利用しようとしていることは間違いないと思います。
実際, 政権投げ出しと批判をした野党議員や評論家などに対して, 難病に苦しむ人たちへの侮辱だとか, 人間としてどうかとか, 批難というか誹謗中傷に近い書き込みが即座にネット上にあふれました。
たしかに安部首相への批判の中には表現に配慮が足りなかったと思えるものもあり, ネット上で謝罪もなされましたが, 炎上はおさまる気配をみせていません。
安部首相への批判は完全に押さえ込まれてしまったようです。 安部首相とその「お友達」の思惑通りといったところでしょうか。
難病などの健康弱者や高齢者に対するひどい差別的な暴言などは, 麻生大臣を筆頭に多くの自民党議員が繰り返し繰り返し発言してきました。
それに対しての炎上などは起こっていませんでしたし, 報道もそれほど大きくは取り上げませんでした。
それらの暴言に比べれば, 今回の安倍批判, 特に繰り返し大きく報道されている野党の石垣議員による批判など, 対象が一般庶民ではない政治的リーダーであることを考えれば, ほとんど問題にすべき点はないと思われます。

ともあれ, 辞任(する予定)が発表されました。
あとは安倍内閣が残した山ほどの疑惑を追及することのない "安心できる" 後継者を選べば良いだけです。
そこで一般の自民党員に支持の大きい石破氏の排除です。
総裁選選挙での一般党員の投票を取りやめるという露骨な手段にでました。 これで完全に石破氏の総理の目はなくなったといえます。
安部辞任後も「お友達」内閣はつづきます・・・



「我々は人間の象徴と言ったはずだ」
「人間の心の中にある悪が私たちの正体・・・」
「だから僕たちは滅びない・・・人がいる限り」
自民党 ブラックゴースト総裁)