小池知事の話です。
東京アラームで都庁が「魔王城」になっているころ,
毎日のように記者会見でマスコミに露出し,
さらにはコロナ対策関連のテレビCMでも顔を出してアピールしていましたが,
都知事選への出馬を表明してからはマスコミへの露出を極力控えているようです。
記者会見もなければ取材も拒否をして,
オンライン選挙運動と称しています。
これは小池知事の学習能力によるものと思われます。
2016年の都知事選で「改革」を訴え, 圧倒的勝利を勝ち取った小池知事ですが,
翌2017年の国政選挙では希望の党を立ち上げて望みました。
都知事選の圧勝をバネに国政選挙でも有利とみられていましたが,
小池知事の「排除します」の一言が致命傷となり希望の党は惨敗をしました。
今回の都知事選でも小池知事の圧勝による再選が予測されています。
何もしなくても勝てるという状況なので,
政策アピールよりも失言をしないことを最優先にしているのだと思います。
「排除します」の教訓が立派に生かされています。
そんな小池知事ですが, 東京アラート解除後のコロナ感染者の急増を受けて7月1日の
記者会見で, その日の感染者数について
「今日もかなり多いと報告を受けている。60人台に乗せると聞いています。」
と発言したのです。(結果は67人)
普通なら「60人台に『なる』」と表現するところですが, 『乗せる』という表現が使われたところから, これまでも噂されていた感染者数を操作しているという疑惑が深まったわけです。
まぁ, 前回の「排除します」の時と違って自民党の支持がありますから, マスコミが大きく取り上げることもなく, 致命傷どころかかすり傷にもならないとは思いますが・・・